「どこだ・・・?ここは・・・。」
ゆっくり目を開けたら
そこは・・・・・闇・・・・・・
闇一色の世界
自分以外の何も存在しない
暗闇の中にただ一人
「・・・なぜ・・・?誰か・・・・いないのか?」
ひびく声 しかし返事はない
広がる闇 先が見えない・・・!!
辺りを見回しても何も見えない
光一つない・・・・
・・・・冷たい風が吹いてきた
とても・・・とても・・・・寒い・・・・
「こんなトコロにいたら・・・!」
誰かの手が欲しい!
私を助けてくれる手が・・・・・!
・・・助けて!!!・・・
神はその願いを聞き入れてくれたのだろうか?
・・・しばらくして闇の中に人影が・・・
ゆっくり近づいてくる・・・・
そして・・・声と一緒に手がのびてきた
「そんなトコで何してんだ?ジェンド」
聞き覚えのある声・・・・一体誰だろう・・・?
「・・・誰だ?貴様は」
「俺のこと忘れたの・・・?」
姿を見せたのは・・・カイだった。
「カイ?!何でこんなトコロに?」
「何でか知りたい?・・・それはジェンドをこの闇の中から助けるため・・だよ」
「・・・私を・・・?何故だ」
「だってサ苦しそうにしてたから・・・」
「・・・苦しそうにしてたからなんだ?」
「う〜〜んヒミツだ♪」
カイはそー言うとジェンドの腕をつかんだ
「なっ・・・?!離せ!!」
「ヤだね♪」
「離せと言ってるだろ!?」
「ま、そう言わずに♪それより、あっち行こう」
「何もないぞ・・・」
闇だらけだった場所に、一筋の光が・・・・!
「行こうぜ♪ジェンド」
その言葉を最後に私の夢は終わった・・・。
カイジェンノベル『青い月』1話。トマトさんの作品です。
これからの展開にドキドキですね♪